
首都高速の料金について久々に大きな動きがありました。
国土交通省は2021年3月12日(金)、高速道路料金の改定案を発表。首都高速道路の普通車の上限料金を1,950円へ引き上げる方針を発表。 |
これまでは上限1,320円でしたが、大幅な値上げとなります。驚くべきは、今後さらなる値上げ計画もあるということ!
今回は、首都高速料金の値上げについてまとめました。
目次
改定案まとめ
首都高速
上限料金の引上げ。2016年4月から「激変緩和措置」として設定していた現行料金、
普通車1320円→1950円に設定(当面の激変緩和措置として)
未だにETC車載器を搭載していない方は珍しいですが、現金で支払う場合は距離にかかわらず、普通車を端から端まで走ると1950円かかるようになります。
ETCコーポレートカードユーザーには嬉しいお知らせ
大口・多頻度割引がさらにお得に
ETCコーポレートカードは、首都高を多頻度利用される法人・個人事業主様には必須のカードですが、なんと今回の改正に合わせて割引率がアップします!
現行のETCコーポレートカードユーザー独自の割引である大口・多頻度割引、走行ルートの条件を付けた上で割引率が、
最大35%が45%に拡充。これは物流の促進させ経済活動を活発化させるのが目的でしょう。
深夜割引が導入
大口・多頻度割引の拡充にあわせて、新たに深夜割引(20%)導入されます。
午前0時から4時までに首都高速に入れば車、20%のが割引が適用。
元来、首都高には深夜帯にいくら走行しようが、割引が一切ありませんでした。
それが、最大20%の恩恵が受けられるのですから、ありがたい話ですよね。
これは交通量が比較的少ない深夜の時間帯を利用促進するための措置と思われます、
気になるのがETCコーポレートカード割引との関連性。
これについては現時点で明確な指針は示されておりませんが、深夜割引を適用させた後に、ETCコーポレートカード独自の割引を適用させる可能性が高いでしょう。
なぜならETCコーポレートカードは平日朝夕割引との併用も認められているため、今回の深夜割引についても同等の措置が取られるここと思います。
※あらたな情報が分かりましたら追記させていただきます。
他の道路も値上げの可能性もあり
首都高を皮切りに値上げが始まると、他の有料道路も追随する可能性もあります。
事実、国交省は首都高以外の有料道路も、値上げの可能性を示唆しています。
阪神高速、第三京浜や京葉道路等で導入されている激変緩和措置も解除される方向性を示していることから、他の有料道路も追随して上限料金を引き上げするでしょう。
ETCコーポレートカードの重要性が増す
全国の有料道路各社が値上げ合戦を始めると、ETCコーポレートカードの優位性がますますアップすることになります。
しつこいようですが、ETCコーポレートカードは首都高・阪神高速、NEXCO道路等の有料道路を頻繁に利用する、運送業をはじめとした法人・個人事業主専用の割引カードです。
今回の改正により、新設運送事業者には走行ルートの条件を付けた上で、割引率が最大45%まで拡充(首都高・阪神高速は最大20%)されるのですから、カードを導入しない理由がありません。
今後はETCコーポレートカードの利用者がますます増えることでしょう。
経費削減につながるETCコーポレートカードについて聞いてみる