近年では高速道路を走るときには、ETCカードを使うことが主流となってきていますが、現在でも現金で支払う人は多く見られます。
しかしゲートに入った時には確かにお財布をもっていたはずなのに、ETC料金所で精算しようとしたら持っていたはずの財布が見つからない、現金をギリギリしかもっていなかったのに、それを忘れていて食事をしたりお土産を買って足りなくなってしまったなどのようなトラブルが発生することもあり得ます。
ETC料金所でお金が足りなくなってしまうケースは、意外にも多くあることで、それほど珍しいことではありません。
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現金がなくても料金所から退出可能
このようなときにどう対処すればよいのかと悩む人もいるかもしれませんが、お金がないから高速道路から出られないということは全くありません。
料金所によって対応方法は異なりますが、自分に一番良い方法をとると良いでしょう。
クレジットカードしか持っていない場合
まず現金がないけれどもクレジットカードを持っているようであれば、NEXCOが運営している高速道路であれば、カード払いが可能となっています。
ここで気をつけなければならないことが、NEXCO運営の高速道路から接続されている首都高速道路や、都市部の自動車専用道路などではクレジットカードが使えないということです。
NEXCOが運営している高速道路の出口ではクレジットカードで支払いをしたけれども、そのまま自動車専用道路などに進入したらクレジットカード払いができなくて焦ってしまうという例も見られます。
現金もクレジットカードも無い
もしも現金もクレジットカードもないのであれば、後払い制度を利用するようにしましょう。
NEXCOでは、料金所で万が一現金が足りなくなってしまった場合には、料金事務所に通されることになります。
ここで本人確認ができる運転免許証や車検証、自動車のナンバープレートなどといった書類を控え、ドライバーは必要書類に記入を行います。
これで後払いをすることで対応してもらえます。
精算方法は事務所により対応がさまざまであり、特別に指定された方法があるわけではありません。
いくつかの納付方法が用意されていることから、万が一の場合には相談してみると良いでしょう。
しかし納付期限は十日以内と定められています。
十日以内に入金が確認できなければ、督促状が届くことにもなり十分な注意が必要です。
後払い制度は、あくまでも万が一のトラブルに対処するための緊急的な対応です。
まとめ払いやつけに応じているわけではないので、すぐに納付することが求められます。
クレジットカードの限度額との関連性は？
またETCカードが限度額を超えていた場合に、通過できないのではないかと心配になる人もいるかもしれません。
結論としては有効期限が過ぎていなければ、基本的に通過は可能です。
ETC車載機の場合には、ナンバープレートをはじめとした車両情報が登録されています。
またカードを発行している会社には、カードを所有している人の個人情報も記録されているものです。
そのため本人確認が簡単にできるので、後から回収も比較的容易といえるでしょう。
たとえ利用限度額がオーバーしていたとしても、ゲートが開かないことはありません。
万が一有効期限を過ぎていた場合には、ゲートの近くでアラートがなってゲートが開かなくなってしまいます。
近くのスピーカーから有効期限内のカードにかえるように促され、万が一有効期限内のカードがない場合には、一般通行口への移動を促されることになります。
周囲の車には多大な迷惑をかけてしまうので、有効期限は常にチェックしておきたいところです。
またこのようなことに備えて、ETCカードがひも付けされている予備のクレジットカードを用意しておくと安心です。
ETCの支払いのみに使用可能であり、クレジット機能もないカードがあるので、このようなものがあれば安心して所持することができるでしょう。
