【ETCコーポレートカードとは】
高速道路を頻繁に利用している運送会社さん、少しでもその利用料金を安く抑えたいものですよね。
特に首都高・阪神高速道路は、普通のETCカードでは割引がありませんから、なおさらその思いは強いでしょう。
そんなお悩みは「ETCコーポレートカード」が解決します!
ETCコーポレートカードとは、高速道路のヘビーユーザー(法人・個人事業主に限る)専用のETCカード
数あるETC割引の中で、最も高い割引を受けることができます。
経費削減のために、このETCコーポレートカードを利用しない手は他にありません。
今回はこのETCコーポレートカードの
- 圧倒的な割引率
- 各道路ごとの割引率
- 実際に割引を計算してみよう
以上、3つのテーマで徹底解説します。
特に首都高・阪神高速を頻繁に利用する会社さんは必読です!
目次
割引率がこんなに違う!クレジット会社発行のETCカードと比較
■クレジット会社発行のETCカード:ETCコーポレートカード
クレジット会社ETCカード | ETCコーポレートカード | |
時間帯割引 | ○ | ○ |
NEXCO道路割引 | マイレージ割引最大9% | 最大40%(ETC2.0搭載車) |
首都高・阪神高速割引 | 無し | 最大25%(阪神高速は20%) |
割引率が圧倒的に違います
ETCコーポレートカードはNEXCO道路で最大40%割引、それに対してクレジット会社発行のETCカードはマイレージが最大9%貯まるだけ。
首都高速道路の割引は、ETCコーポレートカードは最大25%割引、それに対してクレジット会社発行のETCカードでは割引が一切ありません。この2点が大きな違いです。
車両単位割引
車両単位割引とは、ETCコーポレートカードの利用者だけが使える割引の名称です。
自動車1台ごとの1ヶ月の高速国道のご利用額に対し、次の割引率を適用いたします。
■NEXCO東/中/西
車両単位の利用額/月 | 割引率 |
5千円を超え1万円までの部分 | 10%(※20%) |
1万円を超え3万円までの部分 | 20%(※30%) |
3万円を超える部分 | 30%(※40%) |
※ETC2.0搭載車両に限り適用される割引率
■首都高
利用料金(車両1台/1ヶ月) | 割引率 |
5千円を超え~1万円の部分 | 10% |
1万円を超え~3万円の部分 | 20% |
3万円を超える部分 | 25% |
■阪神高速の阪神圏
利用料金(車両1台/1ヶ月) | 割引率 |
5千円を超え~1万円の部分 | 10% |
1万円を超え~3万円の部分 | 15% |
3万円を超える部分 | 20% |
このように、各道路によって若干割引が異なります。
また、利用した金額の全部から上記の割引率が適用されるわけではありません
利用額に応じて割引率がアップしていく段階方式です。
チョット分かりにくいですよね。
実際にいくら安くなるのか計算をしてみよう
「じゃあうちの会社は一体いくら安くなるのかな??」そう疑問に思った方、
はい!では実際に計算をしてみましょう。
■NEXCO道路で月額利用額が10万円の例
対象となる金額 | 割引率 | 割引額 | |
0円〜5,000円の部分 | 5,000円 | 0% | 0円 |
5,000円〜10,000円の部分 | 10,000ー5,000=5,000円 | 10%(※20%) | 500円 |
10.000円〜30,000円の部分 | 30,000ー10,000=20,000円 | 20%(※30%) | 4,000円 |
30.000円〜100,000円の部分 | 100,000ー30,000=70,000円 | 30%(※40%) | 21,000円 |
※カッコ内はETC2.0搭載車
割引額の合計=500+4,000+21,000=25,500円
請求金額=100,000-25,500=74,500円
全体に対する割引率=25.5%
このように、実際の割引率を算出するためには利用額に応じて区切って計算する必要があるため、若干手間がかかります。
そのために、利用額からパッと割引率が分かる早見表があります。
御社の利用額を下記の早見表に当てはめてみて、実際にどれ位経費削減になるか計算してみましょう!
ちなみにこの会社が車両を10台保有していれば、
月に、25,500×10=255,000円の経費削減
年間で、255,000×12=3,060,000円の経費削減につながります。
逆に言うと、ETCコーポレートカードを利用していばかりに、年間300万円も無駄に高速料金を払い続けていることになるのです。
早見表:大口多頻度の割引率
利用金額(請求金額) | 全体に対する割引額 | 全体に対する割引率 |
5,000円(5,000円) | 0円 | 0% |
10,000円(9,500円) | 500円 | 5% |
20,000円(17,500円) | 2,500円 | 12.5% |
30,000円(25,500円) | 4,500円 | 15% |
40,000円(32,500円) | 7,500円 | 18.75% |
50,000円(39,500円) | 10,500円 | 21% |
60,000円(46,500円) | 13,500円 | 22.5% |
70,000円(53,500円) | 16,500円 | 23.57% |
80,000円(60,500円) | 19,500円 | 24.38% |
90,000円(67,500円) | 22,500円 | 25% |
100,000円(74,500円) | 25,500円 | 25.5% |
おまけ:契約単位割引の割引率
番外編として「契約単位割引」をご説明します。
なぜ番外編扱いか、といいますと、この割引が適用されるためのハードルがあまりにも高いからです。
契約単位割引の条件
⇛契約者の1ヶ月の高速道路の利用額合計が500万円を超え、
かつ、契約者の自動車1台あたりの1ヶ月平均の利用額が3万円を超える場合
割引率:10%
高速道路の利用額が月に500万円以上もある会社がいったいどれ程あるのでしょうか。
このような理由から、契約単位割引は「番外編」としました。
まとめ
- ETCコーポレートカードはNEXCO道路で最大40%割引(ETC2.0搭載車)
- 首都道路は、最大25%割引(阪神高速は20%)
- クレジット会社発行のETCカードはマイレージが最大9%
- クレジット会社発行のETCカードは首都高・阪神高速道路では割引が一切ない
いかがでしたでしょうか?ここまで各有料道路ごとにETCコーポレートカードの割引率を解説してきました。
高速道路を毎月3万円以上利用する事業者さんで、クレジット会社発行のETCカードをお使いでしたら、すぐにでもカードを見直す価値はありますよ。
特に首都高・阪神高速道路をメインで利用しているのであれば、すぐに経費削減につながるでしょう。
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