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ETCレーンを追従走行で逮捕
ETCレーンを追従走行で突破して逮捕者が出たようです。
東名高速道路で前の車との距離を詰め、自動料金収受システム(ETC)を不正通過し料金を免れたとして、神奈川県警高速隊は19日、道路整備特別措置法違反(不正通行)などの疑いで石川県野々市市、自営業堀井洋幸容疑者(61)を逮捕した。 |
社長らは2020年以降、計約850回にわたり同様の不正通行をした疑いがあるとみられています。
前の車との車間距離をギリギリまで詰めて2台同時にレーンをくぐる方法は「カルガモ走行」と呼ばれ、ETC料金の支払いを不正に免れる手段として以前から問題になっています。
2010年1月にも、兵庫県西宮市内に在住する55歳の男が同様の手段で不正通行をおこない、道路整備特別措置法違反(不正通行)容疑で逮捕されています。
不正通行はなぜバレる?
前述の2010年の事件の不正通行の手口は、ETCレーンへの入場時には車載器にETCカードを挿入しておき、出場の際にはカードを抜いて課金情報のやり取りが行えないようにした、という。
しかしこの手法には欠点があって、ETCレーンを通過後にETCカードを車載器から抜いてるので課金情報のやり取りはされないが、車載器自体は電源が入ったままの状態であることから、基地局と通過情報のやり取りは記録されていたのです。
この結果「入場記録はあるが出場記録の無いETCカードと、このカードを使用する特定の車載器(車両)」がエラー情報としてログに残ることとなり、道路会社はこのログを元に内偵を開始。
西宮ICに設置された監視カメラ映像から大型車に追従して通過する軽トラックを特定できたようです。
ETC不正通行の罰則はいくら?
首都高速道路株式会社と中日本高速道路株式会社のプレスリリースによると、本件被疑者による不正通行に対しては、通行料金の確認をおこない、不法に免れた通行料金に加えて割増金(免れた通行料金の2倍に相当する額)を請求します。と発表しています。
また、繰り返し行うなど悪質性の高いものは、警察に通報。
通行方法に違反した運転者には、道路整備特別措置法第59条の規定により、30万円以下の罰金が科せられます。
まとめ
ETCの不正通行は必ずバレるようになっています。
30万円もの罰金を支払うくらいなら、つまらないことを考えずに正しい方法でETCレーンを通行しましょう。
毎月のETC利用料金はETCコーポレートカードに切り替えることで経費を削減できる可能性もあります。
月々3万円以上、高速道路を利用している運送会社や建設会社様(個人事業主含む)は、この機会にカードの切替を検討してみましょう。
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