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法人ETCカードとは
自動車を使用して長距離を移動する際に利用する機会が多いのが高速道路ですが、朝の通勤など、比較的近距離でも高速道路を利用する方も多いことでしょう。
そんな高速道路を利用するにあたり、絶対に欠かせないアイテムがETC車載器とETCカードですが、ETCカードの中には通常のタイプの他に法人ETCカードという種類もあることはご存知でしょうか？
法人ETCカードとは、名称からもわかるように、会社単位での使用を主な目的としており、通常のETCカードでは得られない様々なメリットが得られ、お得に高速道路を利用することができます。
数あるメリットの中でも、法人ETCカードを所有する事ですぐに実感できるのが経費削減効果。
ETCを導入していれば料金所を通過する度に停車や減速、加速を繰り返す必要性が解消されるため、ガソリンの消費量を抑えられ総合的にガソリン代の大幅な経費削減に繋げられます。
また、高速道路を管理運営している組織においてはETCの導入率が高くなるほど料金所での精算作業に従事する担当者を減らす事ができ、人件費削減に繋げられる事から高速道路を利用するドライバーに積極的にETCカードを利用するように普及活動を行っています。
法人ETCカードのメリット
そのため、ETCカードを使用して高速道路を利用したドライバーに対し、通常の現金払いでは得られない割引特典を与えています。
法人ETCカードを利用した場合と同様の割引特典を受ける事ができる上、提供されている特典の中には平日朝夕割引が適用されます。信号や渋滞を回避すべく、朝と夕方に高速道路を利用して通勤している方においては、平日の会社と自宅までの毎日の往復に最大で５０％割引が適用されるので、非常に大きな経費削減が実現します。
平日朝夕割引の他に休日割引や深夜割引の特典も受けられます。休日出勤をしたり、翌日の出張に向けて休日から移動を開始するといった事例でもお得に利用できますし、夜遅くまで仕事に励み、帰宅が深夜になっても深夜割引を適用させてお得に帰宅できます。
その他にも迂回道を利用する事により適用される割引制度や、特定の路線を利用する事で適用される割引制度もあるため、通勤時に利用する路線によっては尚一層経費削減に繋がります。
このように、法人ETCカードも、個人用ETCカードと同様の割引が適用されるのです。
２種類のタイプからETCカードを選択
このように数多くの魅力を有している法人用のETCカードは、クレジット機能を搭載しているタイプと、クレジット機能を搭載していない２つのタイプから選択が可能です。各々で異なる特徴があるため、個々や企業の利用状況に応じたタイプを選定すると、さらに経費削減効果が向上したりお得な恩恵を受けられます。
- クレジット機能を搭載しているタイプ
クレジット機能を有しているETCカードは、まず法人用のクレジットカードを作成し、追加のカード情報という形でETCカードの利用申込を済ませると手に入れられます。
法人用のクレジットカードを作成し、ETCカードの申込を行えばポイントの付与やクレジットカードの各会社が提供している特典が得らます。他にも初期費用が不要であったり、カード払いで決済した費用を翌月に払う事も可能です。
- クレジット機能が搭載されていないタイプ
全国に数ある事業協同組合が発行するETCカードです。クレジット機能を搭載していない事に伴い設立して間もない会社であっても、出資金として1万円を支払だけでクレジットカードに見られる審査を受けずにカードが手に入れられます。1万円で審査を受けずに得られるという特徴から、中小企業や昨今増加傾向にあるスタートアップ企業などに人気が高く、年会費が低く抑えられているという点も気軽に使用できるとして支持されています。
まとめ
当初から一貫してクレジット機能が搭載されていないカードを利用し続け、年会費をできるだけ抑え続けるという使い方をしても良いのですが、会社の経営年数が長くなってきたり、クレジットカード会社からより一層魅力的な特典を受けたくなった際には、途中段階でクレジット機能が搭載された法人ETCカードに切り替えを行うと良いでしょう。クレジットカード会社が提供している独自の特典により、各保険などの手厚いサービスも受けられるようになるので、車両のトラブルや事故などに見舞われても安心かつ頼もしくサポートを受けられるようになります。
