目次
ETCコーポレートカードとは?
大口多頻度割引とは、1
割引概要
車両単位の利用額/月 | 割引率 |
5千円を超え1万円までの部分 | 10% |
1万円を超え3万円までの部分 | 20% |
3万円を超える | 25% |
少し分かりにくいですよね。それでは仮に首都高速道路の月額利用料金が10万円だった場合、割引額と割引率はいくらになるのでしょうか?実際に計算してみましょう。
対象となる金額 | 割引率 | 割引額 | |
0円〜5千円円の部分 | 5,000円 | 0% | 0円 |
5千円〜1万円の部分 | 10,000ー5,000=5,000円 | 10% | 500円 |
1万円を超え3万円までの部分 | 30,000ー10,000=20,000円 | 20% | 4,000円 |
3万円を超える部分 | 100,000ー30,000=70,000円 | 25% |
17,500円
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合計割引額は22,000円
ETCコーポレートカードの利用要件
要件1:登録した車両番号でしか使えない
なぜこのように車両を限定するのでしょうか?
また違反を繰り返すような事業者は、ETCコーポレートカードの契約を解除させられますので自然と規則を遵守しようとします。
つまりETCコーポレートカードの利用者全体が、コンプライアンス向上に努めるようになるわけです。
NEXCOとしては「大口多頻度割引を適用してあげるから、事故や違反を減らすための努力はして下さいね」ということでしょう。
要件2:ETCシステムのルールを守って利用する
ETCを利用するには、システム規程というものがあります。
規程と聞くと難しく感じますが「きちんとETC車載器を取り付けてセットアップまでしておいて下さい、ETCカードは忘れずに挿入しておきましょう、レーン進入時は車間距離やスピードを適切に保ちましょう」といったETCを利用するにはごく当たり前のルールです。
ルールをしっかりと守ってくれた事業者には割引を適用しますよ、ということです。
また以下の要件に当てはまる事業者はETCコーポレートカードを契約できません。
要件1:ETCシステムをご利用いただけない場合(ご登録いただく車両に車載器が搭載されていない場合)
要件2:過去に通行料金等の支払いにトラブルがある場合
要件3:過去に高速国道等のご利用で不適切な行為があった場合
要件4:法人(事業協同組合を含みます。)でお申込みの場合は、カード割引のみを事業とする等、他の事業の実態が見受けられない場合
要件5:支払いの保証をいただけない場合
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【補足説明】
要件5:ETCコーポレートカードは2つの方法で申込みが可能です。
- 管轄のNEXCOに直接申込む
- 事業協同組合を通じて申込む
NEXCOに直接申込む場合は、数十万円、数百万円といった多額の保証金を預け入れなければなりません。「保証金を預けることができないのであれば、ETCコーポレートカードは発行できませんよ」と言っています。
しかし安心して下さい。全国に多数存在する事業協同組合を通じて申込めば、保証金の預け入れは不要です。事業協同組合については以下のリンク先で詳しく解説しております。参照にされて下さい。
必要経費と必要書類
※各事業協同組合によって若干異なります。ご了承下さいませ。
必要経費
- 組合出資金 :1万円(脱退時には返金)
- カード発行手数料:629円/枚 ※申し込み組合毎に異なります
- カード年間使用料:629円/枚(4月更新) ※申し込み組合毎に異なります
必要書類
- 車検証のコピー
- ETC車載器セットアップ証明書のコピー
- 会社登記簿謄本「全部・履歴事項証明書」(法人の場合)
- もしくは確定申告書の控えのコピー(個人事業主の場合)
まとめ
利用状況に合わせた適切なETCカードの選択が経費削減につながります。